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全豪4強の大坂、冷静さ失わず 力込めた打ち合いで優位

 (23日、テニス・全豪オープン女子準々決勝)  「彼女との試合はとても難しいものになる」  大坂は試合前にそう話していたが、スビトリナ(ウクライナ)が体調に異変をきたしたこともあり、2セット目はつけいる隙を与えなかった。一進一退だった最初のセットを制したのが、大きかった。  互いに2度ずつブレークし、5―4と先行して迎えたリターンゲームだ。40―0とセットポイントを握ってから、力み過ぎた。3本連続でショットを外し、ジュースとなった。だが、ここで平常心を取り戻す。  第1サーブが外れ、絶対にサーブを入れなければならなくなった相手にプレッシャーをかけた。極端にコートの内側に立ち、コントロール重視のサーブを打ち返した。リターンエースを決め、アドバンテージ。再びセットポイントとすると、またしても第2サーブに対し、冷静に力を込めた打ち合いで優位に。相手のミスを誘ってセットカウント1―0とリードした。  全豪は3年前に4大大会デビューを果たした思い出の舞台。スビトリナを下して、いきなり3回戦に進んだ。ただ、当時については、「そのことは忘れていた。私たちは今より3歳も若かったから、(状況は)かなり違うと思う」と大坂は振り返る。  いま、大坂は21歳にして全米女王の肩書を持つ、今大会の主役の1人。周囲の期待通りに「役」をこなしている。(富山正浩) <引用元>http://www.asahi.com/articles/ASM1R3J05M1RUTQP00R.html