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47分で棄権、大坂なおみ涙 「良くやったと言われ…」

(26日、テニスWTAファイナル)  わずか47分。試合後、大坂は初戦で左太もも裏を痛めていたと明かした。  「どんどん悪くなり、動けなくなった。今季最後の大会なので、やれるなら、プレーを続行したかった」  3―5と先行された後、治療のためのタイムアウトを取った。だが、痛みは改善されなかった。続く第9ゲームで、0―40から第2サーブをネットにぶつけ、涙をこぼした。  約2カ月前に全米オープンのシングルスで、日本選手初の4大大会優勝を遂げた。自己最高の世界4位で今大会に臨んだが「どの試合も難しかった」という。  大坂の武器はサーブ。それなのに、2試合目までの記録をみると、第1サーブが入った時のポイント獲得率は、出場8選手の中で最高の69%。一方、それが入る率は最低の53%だった。けががなく、持ち味も発揮できれば、違った展開になったかもしれない。  直前の中国オープン準決勝での敗戦から数え、約2年ぶりとなる4連敗。テニスでは珍しい総当たり方式の1次リーグにもうまく対応できなかった。3セット、2時間半に及ぶ試合が初戦から続き、精も根も尽きたように映った。  アジアから唯一の出場。それも最年少の21歳とあってひときわ人気を集めた。  「ここでプレーできて楽しかった。(会場を去る時に)お客さんが『良くやった』と言ってくれ、寂しくなった」(富山正浩) <引用元>http://www.asahi.com/articles/ASLBV53B9LBVUTQP016.html