神奈川）全英ジュニアＶ望月慎太郎選手に特別賞 川崎市

　川崎市は２４日、今年のテニスのウィンブルドン選手権ジュニア男子シングルスで日本勢で初めて優勝した望月慎太郎選手（１６）に川崎市スポーツ特別賞を贈った。 　川崎市出身の望月選手は３歳からテニスを始め、中学１年から現在まで米フロリダ州を拠点にプレー、国際テニス連盟（ＩＴＦ）ジュニアランキングで１位にもなった。市役所で賞状を受け取った望月選手は「大好きな川崎で賞をいただいてありがたく思っています。川崎で育ったことは忘れないでがんばっていきたい」と喜びを語った。 　ウィンブルドンは４大大会の中で最も古い歴史を持ち、最高峰とされる。ジュニアの男子シングルスの歴代優勝者にはビョルン・ボルグ選手（スウェーデン）やロジャー・フェデラー選手（スイス）らスター選手も名を連ねる。日本勢のシングルス優勝は、１９６９年の女子の沢松和子選手以来。 　望月選手のジュニアでの出場は今年までという。先月、英国の大会で会ったあこがれのフェデラー選手から「チャンスがあれば上を目指して挑戦した方がいい」とアドバイスをもらったといい、「プロの世界のナンバーワンになることが一番の夢」と語った。（石原剛文） ＜引用元＞http://www.asahi.com/articles/ASMDS4HCBMDSULOB00G.html