大坂なおみ、１５歳の米国新星と対戦へ 全米ＯＰ
（２９日、テニス全米オープン２回戦）
大坂は第２セットで０―３とリードされ、自問自答した。「私の持ち味は攻撃的なはず」。消極的になりかけた自戒を込めて。
過去２度の対戦から、相手は堅実で俊敏さもあるのは把握していた。攻めの姿勢を思い出し、主導権を奪い返した。力任せではなく、サーブ、ストロークのコース、球種に変化を加える精度重視で攻略した。
まさかの初戦敗退だったウィンブルドンのときの思いつめた険しさが消えた。
「また、プレーを楽しみ始めている。世界ランキングとか優勝とかではなく、次の試合に集中している」
３回戦は先のウィンブルドン１６強の米国の新星、１５歳のコリ・ガウフとの注目の一戦。「彼女はとにかく可愛いし、ぜひ対戦したい」。米国で人気がある大坂だが、次戦はアウェーの雰囲気も想定される。
受け身にならない心の強さを証明する試金石だ。（稲垣康介）
＜引用元＞http://www.asahi.com/articles/ASM8Z3Q10M8ZULZU009.html
