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被災地の思い伝える宣誓で開幕 全国レディーステニス

 ソニー生命カップ第40回全国レディーステニス決勝大会(日本テニス協会朝日新聞社主催)が8日、東京都昭島市昭和の森テニスセンターで開幕した。都道府県大会を勝ち抜いた上位3ペアが代表チームを組み、ダブルスによる都道府県対抗のトーナメント方式で競う。今年は40回を記念して、特別枠として福島、兵庫、大分から2チームが参加し、50チームが頂点を目指す。  開会式では、特別協賛のソニー生命保険の嶋岡正充副社長があいさつの中で「猛暑の中、体力の限界まで戦って勝ち抜かれた300人の選手の皆さんおめでとうございます」と選手たちをねぎらい、「40回を記念して、特別枠3チームを加えた50チームが集い、2日目に行われるカレッジマッチでは将来の参加者となる大学生が集うなど、より多くの方々にこの大会に触れてもらって、テニスの愛好家が増えることを願っている。また、当社のライフプランナー都道府県大会からボランティアとして参加し、応援に来ているが、今後もテニスを支援していきたい」と語った。  主管する日本女子テニス連盟の武正八重子会長は、「選手の皆さんは日頃から仕事や育児など、忙しい中にも大好きなテニスの練習を楽しみながら、高いレベルで出場してきている。このひのき舞台で実力を十分に発揮し、フェアプレーの精神を忘れないで欲しい。ペアの気持ちに触れ合い、励まし合って頂点を目指して欲しい」と選手を励ました。  選手宣誓は、7年ぶりの出場を決めた広島県代表の松浦玲子選手と岩田麻美選手。「西日本豪雨により多くの被害を受けたが、全国からの支援で復興に向けて全力で頑張っている。大好きなテニスをやりたくても出来ない仲間もいる。その仲間の分まで精いっぱいプレーしたい」と岩田選手が被災地の思いを伝えた。「家族といつも支えてくれるすべての人に感謝し、大好きなテニスができる喜びを忘れず、一球一球に思いを込めて平成最後の全国レディーステニス大会を全力で戦い抜く」と松浦選手が決意を表明して宣誓した。  両選手は「普段、人前で話すことがあまりないので恥ずかしかったが、一生の思い出と40回の記念大会ということもあり、宣誓を引き受けることになった。被災地の思い、頑張っていることも伝えたかった」と感想を述べた。  大会は3日間で行われる。8日は1、2回戦、9日は3回戦と準々決勝、10日は準決勝と決勝があり、都道府県大会に約8千人の選手が参加した第40回大会の優勝チームが決まる。 <引用元>http://www.asahi.com/articles/ASLC84WBMLC8UTTO003.html