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錦織 故障からの復活劇に手応え

男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、ハード、ATP500)は23日、シングルス1回戦が行われ、第5シードのが世界ランク45位のを7-6 (7-3), 5-7, 6-2のフルセットで破り、初戦突破を果たした。この日、第1セットを先取した錦織は、第2セットでリードするも第9ゲームから4ゲーム連取を許しファイナルセットへ突入。その後、再び息を吹き返すと2度のブレークに成功し、2時間8分で勝利した。2回戦では、世界ランク19位のと同137位のの勝者と対戦する。今年1月に右手首のけがから復帰した錦織は最終戦のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)出場をかけた「RACE TO LONDON」(最終戦出場ランキング)で現在10位。同9位で第4シードのも同日の1回戦を突破した。男子テニス協会のATP公式サイトには「想像するのは簡単ではなかったけど、この数カ月はとてもいいプレーができているし、すごく自信がついた。このレベルに戻れてうれしい」と錦織のコメントが掲載されている。復帰当時については「手首をあまり使わないようにしなければいけなかった。コーチ陣と話し合ってサービスを少し変えた。よりいい動き・スイングになり、それがうまくいっていると思う」と語っている。「始めはゆっくりだった。なかなか思うようにプレーできなかった。リズムも感じられなかった。ほとんど自信がなかったから100パーセントに戻るまで、しばらく時間がかかった。今は戻っていると感じる」開幕前にウィーン国立歌劇場へ訪れていた錦織は「とてもきれいだったし、人生で最高の経験の1つ」と印象を述べている。「あまり歌は歌わない。コーチのは歌が上手。聴いたことがある。ウィーンは素晴らしい街だと聞いていた。たくさん美しい建物があり、他にも多くの美しいものがある。とても気に入っている」シード勢が勝ち進むと、錦織は準々決勝で第1シードの、準決勝で第3シードのか第7シードのと顔を合わせる組み合わせ。
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