テニスの
ウィンブルドン選手権第4日は5日、ロンドン郊外のオール
イングランド・クラブで行われ、女子シングルス2回戦で、第18シードの
大坂なおみ(
日清食品)は世界ランキング122位のケイティ・ボールター(英)を6―3、6―4で下し、2年連続の3回戦進出。次は2016年の全豪、全米優勝の
アンゲリク・ケルバー(ドイツ)と戦う。男子シングルス2回戦で昨年準優勝の
マリン・チリッチ(
クロアチア)がギド・ペジャ(アルゼンチン)に逆転負けした。
男子ダブルス1回戦で今年の全豪で4強の第14シードの
マクラクラン勉とヤンレナルト・シュトルフ(ドイツ)組が勝った。第3日の4日は女子ダブルスの青山修子(近藤乳業)、ジェニファー・ブレイディ(米)組が2回戦進出。
ピンチ、サーブの精度増す
ストレート勝ちした大坂は「試合の最初と最後で少し硬くなった」と振り返った。対戦した21歳のボールターは英国期待の若手で、地元の観衆からの後押しが予想された。しかし、緊張の要因はアウェーの雰囲気ではなかった。先月、対戦したときは計3ゲームしか許さない圧勝。だから、今回も勝って当然という空気が重荷になったという。
第1セット最初の
サービスゲームでいきなり4度の
ブレークポイントを握られた。ただ、ピンチになるとサーブの精度が増した。ほとんどリターンを許さずキープ。これで落ち着いた。
逆に自分のチャンスは逃さず、手にした
ブレークポイントの75%を生かした。
5―4で迎えた第2セット第10ゲームでも先行を許したが、サーブを武器に4連続ポイントで決着をつけた。冷静に要所を締めた点に、成長が見てとれる。
これで4大大会は5回連続で3回戦まで勝ち上がった。「ここで止まりたくない。(4回戦進出は)一度しかないから。もっともっと、勝ち進みたい」(
稲垣康介)
<引用元>
http://www.asahi.com/articles/ASL757TC8L75UTQP02B.html