2度目の現役引退を発表したテニスの伊達公子。関係者によると、引退を決めたのは今月に入ってからだったという。「完全復活」の可能性をあきらめず、悩み抜いた末の決断。近頃は「なかなか埋まらないギャップ」と闘う日々だった。
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>伊達公子、2度目の引退へ 自身のブログで公表</a></li>
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昨年、ひざにメスを入れた。バウンド直後の球を、低い姿勢で打ち返す「ライジングショット」が武器なだけにひざは生命線。それでも「(自分のプレーに)もどかしさを感じるのは、そこまで戦えているということ」。今年5月、約1年4カ月ぶりの公式戦で手応えを語っていた。
意欲も衰えなかった。手術後は足腰を中心に鍛えた。スピードやパワー、可動範囲。46歳という年齢的な衰えを補うためラケットの面を広げるなど試行錯誤も繰り返した。肩の痛みで出場をやめたが、全米予選にエントリーするなど復活への道筋を模索していた。
一方で、元世界ランク4位のプ…