錦織「リスクしかないんですが」豪での自室隔離を語る
テニスの4大大会、全豪オープン(2月8日開幕)に向けて開催地メルボルンに入り、ホテル自室で2週間の隔離を強いられている錦織圭(日清食品)が18日、自身の公式アプリの動画で初めて心境を明かした。
「ずっと部屋にいると、3日目でも、いま何日だったっけかな。わからなくなることがある」「練習でボールを打てないし、せめて廊下とか使えれば、走ったりできるんですけど」「自分のテニスの動画をみて頭に入れて、少しでもテニスをしている気にさせているつもり」。錦織は時折、苦笑いを交えて語った。
新型コロナウイルスの感染を防ぐ水際対策が厳格なオーストラリアだが、全豪の出場選手は隔離用のホテルに滞在しながら、1日5時間は部屋を出て練習する特例が認められた。しかし、感染者が出た便に乗っていた選手はその対象から外れ、錦織、ダニエル太郎(エイブル)ら選手72人は、14日間、部屋から出られない「軟禁生活」に入っている。
米ロサンゼルスからの渡航直前…
錦織らテニス全豪選手を隔離 チャーター機同乗者が陽性
2月に開幕予定のテニスの全豪オープンに向けて、先週末にオーストラリアに到着した選手のうち錦織圭ら72人がホテルの部屋で14日間、完全に隔離される状況になっている。大会用のチャーター機3便に乗っていた関係者計5人が到着後に陽性と確認され、同乗の選手らも「濃厚接触者」とみなされるためだ。
豪メルボルンで開催される全豪は、今年は例年よりも3週間遅い2月8日に開幕。選手や関係者約1200人は、主催者の豪州テニス協会が手配するチャーター機15便で14日以降、豪州入りしている。
同協会の発表や豪メディアによると、このうち、15、16日の両日に到着したロサンゼルスとアブダビ、ドーハからの3便の搭乗者のうち5人が、到着後の検査で陽性とが確認された。錦織はロサンゼルスからの便に乗っていた。ドーハからの便に乗っていたダニエル太郎も完全隔離された。
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