テニスのイタリア国際は17日、ローマで行われ、男子シングルス3回戦で世界ランキング24位の
錦織圭(
日清食品)は同28位のフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)に6―1、6―2で快勝し、2年ぶりの準々決勝進出を決めた。18日に予定されている準々決勝では、元世界1位、
ノバク・ジョコビッチ(
セルビア)と対戦する。
ジョコビッチとの対戦成績は通算2勝12敗。
錦織圭が「ミスは少なかったし、ほぼ完璧」と自賛した。フォア、バックとも正確なショットを連ね、わずか1時間4分の快勝だ。
夕暮れどきからの試合となり、赤土が水分を含み重くなった。「球も重く感じた」。強烈なスピンを利かせたショットを得意とする相手が、その武器を駆使しづらい状況も幸いした。
準々決勝で当たる
ジョコビッチは前週の
マドリード・オープン1回戦を含めて11連敗中と相性が悪い。
「まだ若干、苦手意識というか、試合前はほかの選手とは違った感情になる。さらに気持ちを強く持たないと」。素直な感情が次のコメントに透けた。「まあ、いつか……まあ、明日できれば打開したいですね」。言い直したことで、気持ちを強く持てたか。(
稲垣康介)
<引用元>
http://www.asahi.com/articles/ASL5L1TFWL5LUTQP001.html