男子テニスの世界ランキング9位、錦織圭(27)=日清食品=の全米オープンにおける「奇数年」のジンクスは、残念なことに今年も生きていた。
右手首の腱(けん)を痛め、今季の残り大会の出場が絶望的になった錦織の欠場を、28日開幕の今季の4大大会最終戦、全米オープン(ニューヨーク)の主催者も発表した。
錦織は18歳で全米に初出場したときに、当時の世界ランキング4位のダビド・フェレール(スペイン)を破るなどして4回戦まで勝ち上がり、日本男子として71年ぶりのベスト16入りで世界を驚かせた。
しかし、翌09年は右ひじの手術の直後で欠場。その後も偶然とは思えないほど、偶数年、奇数年で明暗がくっきりと浮かび上がる。