テニスのウィンブルドン選手権第7日は10日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで、男女シングルス4回戦があり、男子では、全仏優勝者で世界ランキング2位、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が、同26位、第16シードのジレ・ミュラー(ルクセンブルク)に3―6、4―6、6―3、6―4、13―15で敗れる波乱があった。同1位で、2連覇を目指す第1シードのアンディ・マリー(英)らは順当に勝ち上がった。女子ダブルスでは、二宮真琴(橋本総業)、レナタ・ボラコバ(チェコ)組が、8強進出。混合ダブルス2回戦では穂積絵莉(橋本総業)、プラブ・ラジャ(インド)組が2―6、5―7でカナダとスロベニア選手のペアに敗れた。
第8日の11日は女子シングルス準々決勝などが行われる。男子シングルス4回戦で、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と、2回戦で杉田祐一(三菱電機)を破ったアドリアン・マナリノ(仏)が対戦した。
■「4回戦で負けるとは」
今大会最長となる4時間48分の熱戦。ナダルは血の気が引いた顔で言った。
「最初の2セットで失敗した。それで試合が難しくなってしまった」
ミュラーは、今大会も含めて今…