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錦織「らしさ」出せず… 相性よい相手に走らされ苦杯

(7日、テニス・ウィンブルドン選手権 男子シングルス3回戦)

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>錦織無念、3回戦で敗退 ウィンブルドン選手権</a></li>

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>コラム「匠の圭」</a></li>

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 相手のマッチポイントで粘ることができなかった錦織は、どこか納得したような表情だった。

 錦織は大会直前の前哨戦で臀部(でんぶ)を痛めたが、「問題ない。痛みなくプレーできている」と言っていた。動きが目立って鈍かったわけでもない。

 そして、バウティスタには過去4戦4勝。なのに、初めて対戦する芝のコートでは勝手が違った。

 相手コート深くに打球を打ち込んでも、ネット際に球を落としても、ことごとく拾われた。ラリーで主導権を握るはずだったが、逆に前後左右に走らされた。

 2セットを先取され、後がない第3セットで初めてブレークに成功したものの、フラストレーションがたまる展開は変わらなかった。第4セットも、粘って逆転する錦織らしい姿は見られなかった。3時間を超える接戦だったが、自分と同じプレースタイルの相手を崩すことができなかった。

 2回戦で勝った直後、錦織は「1試合ずつ自信は出てきている」と、大会第2週へ向けての手応えを語っていた。だが、苦手の芝コートでの上位進出はかなわなかった。

 ウィンブルドンで自身初の8強進出どころか、2年連続の4回戦へ進むこともできず。日本男子最多タイの大会14勝目は、来年以降にお預けとなった。(富山正浩)

<引用元>http://www.asahi.com/articles/ASK777S0BK77UTQP04G.html