錦織に健闘ウー敗戦も収穫

男子テニスのロレックス・上海マスターズ（中国/上海、ハード、ATP1000）は１０日、シングルス２回戦が行われ、世界ランク４１５位のウー・イービン（中国）は第８シードのに6-3, 0-6, 3-6の逆転で敗れ、惜しくもベスト１６進出とはならなかった。１回戦で世界ランク２５４位のリー・ジェ（中国）との地元勢対決を制してツアー初勝利をあげていた１８歳のウーは、錦織との２回戦で第１セットを先取する好スタートを切った。その後もウィナーを決めるなどで錦織を追い詰めたが、ファイナルセットでは１ブレークを許して１時間４０分で力尽きた。男子テニス協会のATPには「圭は、とてもいい選手。彼は第１セットで、僕のファーストサービスの時に『何もできなかった』と言っていた。第１セットが終わっても、彼は僕を倒す道を探していた。彼に追いつくためには、まだ多くのことを学ばなければいけない。第１セットを奪われても、何かができないかと模索するような選手になるために」とウーのコメントが掲載されている。ウーは、２０１７年の全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）ジュニアで単複２冠を達成直後、上海で行われたATPチャンレジャーで優勝。今年の９月には世界ランキングで自己最高の２９９位を記録した。一方、勝利した錦織は３回戦で世界ランク５７位のと対戦する。クエリーは２回戦で同５９位のをフルセットで下しての勝ち上がり。錦織とクエリーの３回戦は１１日に行われるショー・コート３の第３試合に組まれている。同コートの第１試合は、日本時間１１日の１４時（現地１１日の１３時）に開始予定。

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