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大坂・セリーナ、殺気立つ観衆鎮めた ブーイングが一転

 アーサー・アッシュ・スタジアムが騒然となった。  ニューヨークで行われているテニスの全米オープンの女子シングルス決勝で8日(日本時間9日)、大坂なおみ日清食品)が4大大会優勝23度の元世界ランキング1位、セリーナ・ウィリアムズ(米)から第1セットを奪い、第2セットも4―3とリードした場面だった。  関係者席のコーチの身ぶりなどが「コーチング(指導)」の違反と見なされて警告を受けたセリーナは第5ゲームでブレークバックを許したときに、ラケットをコートにたたきつけて壊した。これが2度目の警告で、1ポイントを失った。  さらに第7ゲームでブレークされた直後、ベンチに座ったセリーナは、ポイント剝奪(はくだつ)への怒りが収まらず、主審に対して「私に謝りなさい。あなたはポイントも奪ったから、泥棒」と口汚く罵倒し、1ゲームの剝奪を言い渡された。  異例の事態に、場内は主審へのブーイングの嵐が巻き起こった。結局、6―4で第2セットも連取した大坂がストレート勝ちした。  表彰式でも当初はブーイングが鳴りやまなかったが、セリーナが審判らに憤る観客を制し、「前を向く」と語って準優勝のプレートを高々と掲げたことで、騒ぎは収まった。  悲願の初優勝を飾った大坂に表彰式で満面の笑みはなかった。「こんな試合の終わり方ですみません。試合を見てくれてありがとう」と観衆にとつとつと語りかけると、称賛の拍手が20歳のヒロインを包んだ。  記者会見で、大坂は心境を語っ… <引用元>http://www.asahi.com/articles/ASL9944QGL99UTQP01G.html