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大坂なおみ、4大大会初の16強 シード撃破に喝采

 テニスの4大大会第1戦、全豪オープン第6日は20日、メルボルン・パークで女子シングルス3回戦があり、大坂なおみ日清食品)が第18シードのアシュリー・バーティ(豪)を6―4、6―2で下し、4大大会初の16強進出を果たした。大坂は4回戦で世界ランク1位で第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦する。一昨年の覇者、アンゲリク・ケルバー(ドイツ)は、マリア・シャラポワ(ロシア)をストレートで下した。

 男子では、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が鄭現(韓)にフルセットの末に敗れた。女子ダブルスでは、第11シードの青山修子(近藤乳業)と中国選手のペアが、ドイツ選手のペアに、6―1、7―5でストレート勝ちし、3回戦へ進んだ。

<h2 class="ArticleTitleS">サーブに緩急</h2>

 センターコートで予定されていた大坂なおみの3回戦は、直前の試合進行が遅れ、急きょ、豪州のファンで埋まる別のアリーナに変更された。相手は地元のシード選手のバーティ。そんな逆境にもまったく動じなかった。

 ブレークポイントを握られるたび、得意のサーブがさえた。190キロ近いサービスエースで客席を黙らせたかとおもえば、スピンのきいた球でサイドライン際を襲った。相手にブレークされそうになった4度のピンチをすべてしのぎ、逆に3回のブレークチャンスは1度も逃さなかった。

 バーティには高速サーブを打ち返す技術があるため、サーブに緩急をつけた。試合が進むうちにひらめいた作戦だという。強打一本やりだった大坂が、うまさも身につけつつある証しだ。

 2回戦に続き、今大会2人目のシード選手撃破を成し遂げた大坂は観客のスタンディングオベーションを受けた。「ハッピーだけど、まだまだ満足していない。まだ止まりたくない」

 次の相手は過去2戦2敗のハレプ。世界ランク1位を倒しにいく。(富山正浩)

<h2 class="ArticleTitleS">ハレプが大苦戦</h2>

 第1シードのハレプが大苦戦。軽快なフットワークで、ノーシードのデービスを揺さぶったが、最終セットはマッチポイントを何度もしのぐ劣勢に。足を痛めた相手のミスに助けられる格好で、勝利を拾った。女子シングルスでは、1996年のチャンダ・ルビン(米国)―アランチャ・サンチェス(スペイン)に並ぶ歴代最多タイの計48ゲーム。第3セットだけで2時間22分の激戦を制し、「とってもタフな試合。彼女は偉大だった」と話した。

<引用元>http://www.asahi.com/articles/ASL1N4CF9L1NUTQP016.html