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西岡良仁 ナダル戦が今季1番

男子テニスで今年3月に世界ランク58位へ上り詰めたは24日にtennis365.netの独占インタビューに応じ、今シーズン1番印象に残っている試合はと3月に対戦したアビエルト・メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)準々決勝と語った。【憧れのナダルと初の激突】今季、西岡は1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で大会初勝利をあげると、3月のアビエルト・メキシコ・テルセルでは予選で今年のメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、室内ハード、ATP250)覇者のらを下して本戦入り。さらに1回戦で、今年のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)を制してNitto

ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)へ出場したに逆転勝ち。2回戦でに勝利してATP500初の8強入りを果たし、ナダルへの挑戦権を手にした。「小さい頃はナダル選手が好きで、雑誌を見ながらフォアハンドを真似していました。その憧れの選手とコートに入り、BIG4では初めての対戦と考えると、ちょっと緊張しました」迎えたナダルとの準々決勝、先手を取ったのは西岡だった。「試合前に動画を見て、作戦を立てました。ナダル選手のフォアのダウン・ザ・ラインを封じようと思い、高い軌道で打ちました。クロスの展開から浅くなればダウン・ザ・ラインを打ち、それを繰り返しました。それが、かみ合いました」序盤でブレークに成功した西岡はナダルの足を止めるフォアハンドのウィナーを決めるなどで優位に立った。しかし、当時世界ランク6位のナダルに挽回を許して第1セットを落とすと、最後はスマッシュを決められて1時間57分で力尽きた。大会期間にはと練習した西岡は「(ジョコビッチの)コントロールがすごかったです。僕が思い切り打っても、ベースラインのギリギリに返球してきた。球が浅くならず、深かったのが1番の印象です」とトップレベルを体感した。【ワウリンカ戦で世界トップレベルを痛感】西岡の勢いは止まらず、翌週のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)2回戦で、3回戦では元世界ランク4位のを逆転で下してマスターズ初の16強入りを決めた。「カルロビッチ選手のサーブは取れないので、1チャンス来たらラッキー。練習では何度も勝っていたので、相性は良いと思っていました。3回戦は(第2セット)2ブレークダウンからだった。身体もきつく、ベルディヒ選手の球を抑え切れていなかった。2−5になっても最後までやり切ろうと決めていて、それがうまくいきました。そういうメンタルは大事だと改めて感じました」その後、四大大会3勝を誇ると4回戦で対戦した西岡はフルセットの激闘の末に惜敗。6-3,

3-6, 6-7 (4-7)のスコアで敗戦を喫したが、タイブレークでは芸術的なロブからボレーを決めて観客を沸かせた。ワウリンカ戦については「勝てるビジョンはありました。ワウリンカ選手に対してはナダル選手と試合をしていたので、このレベルでもできるとわかっていた。向こう(ワウリンカ)も僕のことをあまり知らなくてやりづらく、ランキングで下の僕に負けられなかったと思います」と振り返った。その試合で西岡は「ワウリンカ選手は大事な場面で打ち切ってきたので、さすがトップと感じました。集中した時の強さは本当にすごかった。特にバックハンドの球は自分が疲れていたのもありましたが、すごく重かった」と世界トップレベルを痛感していた。「後半は身体がきていたので、ボールを深く打てなかった。タイブレークに関してはボールを飛ばせず、きつかったです。返すのが精いっぱいで、自分から前に入って打てなかった。それが敗戦の理由だと思います」【ソックからの勝利で『トップに勝てる』】現在22歳の西岡は2017年に飛躍を遂げた。今年は下部大会のATPチャレンジャーには出場せず、ツアーでトップ選手たちと戦い続けた。2017年は世界ランク100位からスタートし、自己最高の58位を記録した西岡は「アカプルコでソックに勝った時点で(トップに)『勝てる』と思った。今年に関してはチャレンジャーではなく、ツアーで取ったポイントだったので良かったと思います。もっと上にいけたと思っているんですが、1月からの4カ月で自信になった58位でした」と確かな手応えを感じていた。マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)では左脚の前十字靭帯断裂により、ツアーから離脱。現在は2018年1月1日からオーストラリアで行われるATPチャレンジャーでの復帰を目指している。<hr>

<引用元>http://news.tennis365.net/news/today/201711/117504.html