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小粒な頂上決戦、世代交代の号砲か? ATPファイナル

 19日に最終日を迎えた男子テニスの年間成績上位8人で争う今季最終戦ATPツアー・ファイナルは、ロンドンで決勝が行われ、世界ランキング6位のグリゴル・ディミトロフ(ブルガリア)が同8位のダビド・ゴファン(ベルギー)を7―5、4―6、6―3で破り、初優勝を飾った。

 初出場同士の決勝対決は東京で開かれた1970年第1回大会以来の「珍事」だ。特に、勝った方が年末の世界ランキング1位が確定した大一番で、マリー(英)が5連覇を狙ったジョコビッチセルビア)を破った昨年と比べると、小粒な頂上決戦だった。

 しかし、内容は濃密。フルセットでゴファンがマッチポイントを4回逃れるなど最後まで好勝負だった。

 この大会に3年連続で出場していた錦織圭日清食品)が右手首痛で今季後半は離脱。昨年決勝を争った2人も戦列を離れるなど、上位勢にけが人が大量に出た男子テニス界だった。

 26歳同士の決勝は新旧交代の号砲なのか?

記者会見で水を向けられたディミトロフは「来季、特に序盤は楽しみだ。かなりの選手は復帰するのは明らかだよ。僕は世界3位まで上がるから、さらに気持ちが高まる」と来季に期待をふくらませた。(<a

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title="稲垣康介の記者ページを開く" class="ReporterLink">稲垣康介</a>)

<引用元>http://www.asahi.com/articles/ASKCN33SYKCNUTQP00S.html