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息のあった選手宣誓で開幕 全国レディーステニス

 ソニー生命カップ第39回全国レディーステニス決勝大会(日本テニス協会朝日新聞社主催)が9日、東京都昭島市昭和の森テニスセンターで開幕した。都道府県大会を勝ち抜いた上位3ペアが代表チームを組み、ダブルスによる都道府県対抗のトーナメント方式で競う。

 開会式では、特別協賛のソニー生命保険の嶋岡正充副社長が「この大会への支援は今年で16年目を迎えました。充実した人生には、女性が輝いて明るい姿が欠かせません」とあいさつ。プロテニスプレーヤー伊達公子さんの引退に触れ、「伊達さんが一番印象に残った試合はフェド杯で当時世界一位のシュテフィ・グラフに勝った試合とのこと。この大会がみなさんにとってのフェド杯であり、特別に記憶に残る大会となるよう戦って欲しい」と選手たちを励ました。

 主管する日本女子テニス連盟の小泉弘子理事長は、同連盟国際オリンピック委員会(IOC)より女性のスポーツ参加などに貢献した関係者や団体に贈られる女性スポーツ賞をアジア部門として受賞したことを紹介した。「この賞はみなさん一人一人にいただいたもので、自信と誇りをもってテニス界に貢献して欲しい。ぜひ、仲間や友人にこの大会の大切さを伝えていただき、来年40回を迎えるこの大会を盛り上げていただきたい」と激励した。

 選手宣誓は、7年ぶりの出場を決めた兵庫県代表の庄千春選手と宗和千代選手。「恋愛、結婚、出産、子育て。一緒の時間を過ごしてきた。怒って泣いて馬鹿笑いして、そんなときにテニスがあった。やめたくなったときに出会った仲間たちに助けられた」。29年前にライバルテニス部員として出会ったという二人らしい息のあった宣誓を披露した。

 大会は3日間で、10日に3回戦と準々決勝、11日には準決勝と決勝が行われる予定。全国各地で行われた都道府県大会に約8千人の選手が参加した第39回大会の頂点を目指す。

<引用元>http://www.asahi.com/articles/ASKC94GQCKC9UTTO001.html