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世代交代まだ、ビッグ4の壁崩れず ウィンブルドン男子

 テニスの4大大会第3戦、ウィンブルドン選手権は16日、幕を閉じた。男子シングルスでは、35歳のロジャー・フェデラー(スイス)が、単独最多となる5年ぶり8度目の優勝。オープン化後では最年長となる記録を打ち立てた。

 全仏王者のラファエル・ナダル(スペイン)は4回戦、世界ランク1位のアンディ・マリー(英)とノバク・ジョコビッチセルビア)は8強で姿を消した。だが、2003年大会から優勝を分かち合う、30代の「ビッグ4」にかわる王者はまたも現れなかった。

 強烈なサーブを武器に、4大大会で初の4強進出を果たしたサム・クエリー(米)ら光る存在もいるにはいたが、3回戦で敗れた27歳の錦織圭日清食品)ら中堅以下はいま一つ振るわず。「彼らはほとんどの4大大会でハードルを高めている」。28歳のマリン・チリッチクロアチア)がフェデラーとの決勝前に語った通りの結末を迎えた。

 フェデラーは17日に発表された世界ランクで3位に浮上。ナダルに続き、今季最終戦ATPワールドツアー・ファイナルへの出場も決まった。世界ランクの1~4位はベテランの4人が独占。世代交代の波が訪れるのは、もう少し先になりそうだ。(富山正浩)

<引用元>http://www.asahi.com/articles/ASK7L5KPDK7LUTQP03X.html