テニスの4大大会今季第3戦、ウィンブルドン選手権の男子シングルスに出場する第9シードの錦織圭(日清食品)が1日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで記者会見し、「ウィンブルドンで結果を出したいという気持ちは強い」と意気込んだ。
錦織が4大大会で唯一8強入りした経験がないのが、このウィンブルドン。「ここに来ると、他のグランドスラムよりも、第2週まで勝ち進むイメージが湧かない」と漏らした。だが一方で、「芝でプレーするのは楽しい。プレーの仕方が板についてきたし、どうプレーすれば良いか頭に入ってきた」と手応えも口にした。
前哨戦で痛めた左臀部(でんぶ)のけがについては、「しばらく動けなかったが、だいぶ回復した」という。会見前の練習では、第10シードのアレクサンダー・ズベレフ(独)を相手に、強烈なサーブを打ち返す感触を確かめていた。
1回戦は初対戦となる世界ランキング105位のマルコ・チェッキナート(イタリア)が相手。「試行錯誤しなければならないかもしれないが、最初のうちにブレークポイントを取れば余裕ができる。(相手が自分のテニスに)かみ合うまでにリードを広げたい」