女子テニスでウィンブルドン選手権の前哨戦となるエイゴン・クラシック(英バーミンガム)で25日、昨年12月に強盗に襲われて利き手の左手に重傷を負ったペトラ・クビトバ(チェコ)が復帰2戦目で復活優勝を飾った。
シングルス決勝でアシュリー・バーティ(豪州)に4―6、6―3、6―2で逆転勝ちしたクビトバは「復帰2戦目で優勝できるなんて、おとぎ話みたい」と喜び、「決勝を戦うのはすごく久しぶりだったから、いつもと緊張の度合いが違った」と明かした。
強力なサーブが生きる芝の大会が得意で、7月3日開幕のウィンブルドンは4大大会で最も勝率が高く、2度優勝の実績がある。妊娠中の前年女王セリーナ・ウィリアムズ(米)が欠場で本命不在と言われる中、英国のブックメーカーの優勝のオッズは、クビトバを優勝候補の本命の一人に挙げている。(ロンドン=<a
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title="稲垣康介の記者ページを開く" class="ReporterLink">稲垣康介</a>)