テニテニ配信

テニスの試合情報などを配信していきます。

圧勝ムードが一転… 錦織、次戦以降に一抹の不安

(1日、テニス全仏オープン・男子シングルス2回戦 錦織圭3―0ジェレミー・シャルディー)

 シャルディーが錦織戦を前に冗談めかして言った。「若いときは僕が勝ったけど、今は立場が逆転した。間違いなく、彼が本命」

 ジュニア時代からよく知る錦織は現在、世界9位、自身は74位。しかも、直接対決で4連敗中だから、謙虚というか、自虐的なコメントが口をついたか。

 そうした苦手意識は緊張が高まる場面で顔を出す。錦織が第1セットでブレークした第2、8ゲームは勝負どころでシャルディーがダブルフォールトを犯した。第2セット最初もダブルフォールトが最後に出てブレークを許し、錦織を波に乗せてしまった。

 そもそも、錦織にとってプロ入り後だけでも7回対戦しているから手の内は知っている。相手の強烈なフォアを警戒しつつ、速いタイミングで左右に振り回した。テニスコートを広く感じる錯覚を覚えるほどで、相手が追うのをあきらめる場面が、再三あった。

 錦織には少し嫌なデータがあっ…

<引用元>http://www.asahi.com/articles/ASK612TYKK61UHBI00J.html